いつしか雨は降り始め
土や森や風を濡らす
霧で視界をさえぎられ
来た道をまたも引き返す
行く先はいつも土砂崩れ
たどり着けたためしがない
だけどまた雨があがれば
遠くへ行けると信じながら
立ち上がる立ち上がる
滝のような雨にうたれ
駆け抜ける駆け抜ける
終わりなき獣道を
そして見えなくなった星
もう輝かなくなった月
差し伸べられない救いの手
泥濘に足をとられても
舗装された道を歩まず
雑草をかきわけて行く
生い茂る草木から洩れる
ほんの僅かな明かり頼りに
立ち上がる立ち上がる
滝のような雨にうたれ
駆け抜ける駆け抜ける
終わりなき獣道を
裏切りも嘲りも
すべて跳ね返してゆく
愁いとか嘆きとか
すべて包み込んでゆく
淀む空見上げては
流す汗も拭わずに
駆け抜ける駆け抜ける
終わりなき獣道を
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